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テニスATPランキングの決まり方。ポイント配分の仕組みなど

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テニスの国際的な試合はたくさんあります。しかし、そのレベルはいろいろあり、相撲で言えば、幕下、十両、幕内のような違いがあります。自分がどの試合を見たいのかを知るためには、ATPランキングの決まり方をよく理解しておく必要があります。ここでは、その決まり方を簡単に説明したいと思います。

(1)プロテニス協会(Association of Tennis Professionals ATP)

プロのテニス協会は、昔はただ一つでしたが、ビリー・ジーン・キング(アメリカ)選手が女子の懸賞金が男子に比べて低すぎるとして、女子テニス協会(Women'sTennis Association WTA)を設立して、男子と女子のプロテニス興行が別々に行われるようになりました。

男子プロテニス協会(Association of Tennis Professionals ATP)

男子のプロテニス協会であるATPが決めるポイントの合計で、上から順にランキングが決まります。ATPのホームページで最新のランキングを確認できます。

ATPのホームページ:Tournaments | ATP World Tour | ATP World Tour | Tennis

このホームページには、ツアーの予定や現在のランキングなどすべてのことが載っています。ぜひご覧下さい。

女子テニス協会(Women'sTennis Association WTA)

同じように女子のプロテニス協会であるWTAが決めるポイントでWTAのランキングが決まっています。男子と同じく、WTAのホームページで最新のランキングを確認できます。

WTAのホームページ:WTA Calendar | WTA Tennis

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(2)ATPポイントの配分

プロテニスの国際的な組織であるATPが算出するATPポイントの合計順位が男子テニス選手の実質的な順位を示しています。ATPポイント制では、4回のグランドスラム大会の優勝者には2000ポイントが与えられます。そして、このポイントは、次の年の同じ大会が始まるまで1年間有効となります。ATP1000の大会では優勝者に1000ポイントが与えられます。ATP500の大会では優勝者に500ポイントが与えられます。ATP250の大会では優勝者に250ポイントが与えられます。ジャパンオープンは、ATP500の大会の中に入っています。

なお、すべての試合で準優勝者は優勝者の6割程度のポイントが得られます。ベスト4は準優勝者の6割程度のポイントが得られます。以下も大体同じです。何か、準優勝者のポイントが高い気がしますが、これはテニスが相手あってのスポーツということなのでしょう。

このほかに、デビスカップにもポイント加算がありますが、少しややこしいのと寄与は小さいので省略します。

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(3)トップ30

出場義務

上位30位までの選手は、ランクの高い大会になるべく出場するように義務が設けられています。すなわち、グランドスラム大会4回とATP1000(全部で9回)には、出場義務があります。今回の全米オープンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)のように出場できない場合は0ポイントとなります。それ以外には、ATP500(全部で13試合)中から3試合とATP250(全部で40試合)の中から2試合分しか加算されません。もちろんたくさん出ても良いのですが、トップ30の選手は、結果の良かったATP500大会の3試合分と結果の良かったATP250大会の2試合分しか加算されません。

したがって、グランドスラム大会はもちろんですが、ATP1000の大会は、たいへん大事になります。錦織は残念ながら、まだATP1000の大会では優勝経験がありません。このことの意味することは、ATP1000の大会はたいへんレベルが高いということです。3セットマッチということ以外、グランドスラムとはほとんど違いがありません。事実、現在ではほとんどの試合の優勝者を4強が占めています。

(4)ATPファイナルズ

毎年、11月の初めにATPの大会がすべて終わり、各選手のポイントが決まりますが、その中の上位8位までの選手だけが参加できる大会です。錦織選手はここ3年出場していますが、このツアーに参加するということは、多くのプロテニス選手にとっても憧れです。エリート中のエリートの大会と言っていいでしょう。また、その豪華さも多くの選手にとって羨望の的だそうです。通常、9位と10位の選手は補欠として参加できるのですが、試合ができるかどうかは成り行きで決まります。それでも参加したいという選手が多いそうです。なお、補欠の選手が、次のATPポイント順に2人選ばれます。彼らは、8人の選手が怪我などで出られなくなった試合に出ます。決勝トーナメントには出られませんが、高額の報酬が約束されているそうです。また、9位から20位の選手がグランドスラムに優勝した場合は、その選手がATP8位の選手に代わって出場できます。さらに、8位までの選手が怪我などのために出場を放棄する場合は、9位以下の選手が順に繰り上がっていきます。

ATPファイナルズの試合形式

試合の形式が通常のATP1000大会のトーナメント方式とは少し違います。ATPランキングの上から8選手は、4人づつのグループに分けられます。その内で予選リーグ戦を行います。各々のグループの中から2位までが次の決勝トーナメントに進めます。決勝トーナメントで2勝すれば優勝です。この予選のリーグ戦をラウンドロビン戦と言います。

ATPファイナルズの優勝

予選で1勝するたびに200ポイントが加算されます。準決勝の勝利で400ポイント、そして優勝すると500ポイントが得られます。そのため優勝者は、最大で1500ポイントを獲得できます。したがって、ATP1000の試合とは区別されています。最終的なATPチャンピオンは、この1500ポイントが加算されて決まります。

(5)女子プロテニス

女子の シングルスの順位もWTAで同じようなシステムで決まります。ATPファイナルズにあたるのが、WTAチャンピオンシップスという大会が最後にあり、WTAランキングの
トップ8名で争われます。ATP1000にあたるのが、WTAプレミア・マンダトリーとWTAプレミア5でそれぞれ5大会ずつあります。東レ パン・パシフィック・オープンは、プレミア・マンダトリーに入っており、WTAツアートーナメント大会では、最高の部類に入ります。

テニスファンとしては、女子テニスはグランドスラムでしか見られないので、せめて女子プロテニスツアーとしては最高峰のWTAプレミア・マンダトリーとWTAプレミア5の合計10試合程度はぜひ、テレビやネットでライブ放送を見たいものです。それらの試合は、ATP500の試合よりは興味深いと思います。

また、アマチュアの多くのテニスプレーヤーにとっては、男子のプロのハイレベルのテニスは、羨望の的ではありますが、それは別世界の出来事のようで、自分たちの技術向上にはあまり参考になりません。ところが女子テニスは、プロであっても何か真似ができそうで(実際にはとても難しいのですが)、参考になります。その意味でも、女子の大会をぜひたくさん見たいと思います。

さらに、アマチュアテニスプレーヤーは、女子の方が多いかもしれません。彼女らも女子プロテニスのライブの試合を見たいのではないでしょうか?スポナビは、その点を見落としていると思います。

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